Webライターが質のよい記事を書くために、一番重要なのが「リサーチ」
調べているうちに「あっという間に」時間が経ってしまいますよね。
手を抜いて質の悪い記事は書きたくないけれど、さすがに時間がかかりすぎて「ヘトヘト」
実はぼくもそんな悩みを抱えていました。
しかし、リサーチにはコツがあります。正しいやり方を覚えてからは、効率良く爆速でリサーチを終えるようになりました。
以前と比べると、かかる時間は約半分!
そこで今回は、実際に記事を書いているぼくが「爆速リサーチ技術」を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
- 質の高い記事を書くための方法
- 効率のよいリサーチ方法
- リサーチの手順
- 信頼性のある記事作成
Webライターに正しいサーチ方法が重要な5つの理由
Webライティングにおいて、リサーチにあてる時間配分を多くすることが最も重要です。
理想は「リサーチ8割」:「執筆2割」と言われています。
リサーチに時間をかけることで情報が整理できるだけでなく、執筆時間が短縮される効果もあります。
「執筆に時間がかかる」 「記事を上手にまとめられない」と悩んでいるなら正しいリサーチ方法をおぼえましょう。
リサーチが重要な理由を見ていきましょう。
1.質の高い記事を書ける
質の高い記事とは、読者が悩みを解決できること。
リサーチの目的は読者の求めている情報を分かりやすく伝えるものであり、何が必要で、何が不要かを決める重要な作業です。
あらかじめ書く内容を決めておかないと、情報をたくさん伝えようとして整理ができなくなり、結局なにが言いたいのか分からない記事になります。
2.顧客のサイトコンセプトに沿って記事が書ける
Webライターは、読者の求めている記事を書くのはもちろん、
クライアントのニーズにも対応していきます。
なぜならクライアントも企業なので、売りたい商品のコンセプトを把握するのは絶対条件なのです。
例えばダイエットサプリを売りたいのに、「サプリは添加物が多く含まれるので、体によくない」と書いてしまうミスをしかねません。
致命的なミスをする前に、必ずクライアントの事業を理解し記事を仕上げましょう
顧客のリサーチ内容には、下記の項目も含めましょう。
- どのような事業をしているのか
- ターゲット層はだれか
- 主力のサービスはなにか
- 競合はどこか
- Webサイトの見た目はどうか
クライアントの商品コンセプトを理解すれば、書く内容も自然と整理できますので、書き始める前に必ずチェックしましょう。
3.記事のしんぴょう性が高まる
一番やってはいけないのは「誤った情報を書く」ことです。
誤字脱字よりも重要度が高いといえます。
リサーチ時において、記載内容に間違いはないか必ず調査をしてください。
特に個人ブログやネット情報は信頼性の序列が低いのが下記の図で分かります。
信頼度を高めるには専門家の意見や、公的機関の情報を引用して読者への安心感を与えるこで記事を読み進めてもらえます。
4 .執筆時間の効率化ができる
執筆の順番、構成を決めることで、結果として今まで以上に記事が早く出来上がるはずです。
ここで気を付けることは、リサーチの時間を決めることです。
リサーチ8割:執筆2割が理想ですが、時間を決めずにリサーチしていると、
いつまでたっても執筆に移れません。
目安として1時間と区切りましょう。
やってみて、足りなければ徐々に時間とのばすやり方がおすすです。
5.時間単価がアップする
当たり前のことですが、執筆時間を短縮することは時給換算で単価がアップします。
今まで1記事6時間かかっていたのが、3時間で終わるなら単純に2倍ですよね。
深いリサーチをすることで、時間単価だけではなく、文字単価も上がる可能性があります。
なぜなら、「競合記事の足りない要素」「必要のない内容」を見極め、
良いところを抜粋して書けるため、結果的に高品質な記事に仕上がります。
リサーチの手順7STEP
Webライティングのリサーチをするときは、下記の手順で進めると効率的です。
下記1〜7の順番に進めていけば、効率の良いリサーチができます。
順番に見ていきましょう。
STEP1. 書く記事のイメージをする
多くの場合、クライアントから狙いたい「キーワード」で執筆依頼がきます。
与えられたキーワードで記事を書くわけですが、最初に想定読者をイメージすることです。
例えば「筋トレ 二の腕」のキーワードの場合、下記の内容が浮かんできます。
- 二の腕を鍛えたいひとはどんな人?
- 人に見られる仕事をしている?
- 二の腕が気になるのは女性?
- 年代は?30代?
など・・・・・・読者を想像すると、「だれに向けた記事」かおおよその人物像が浮かびますよね。
調べる前に、「仮説」を立てることでリサーチが効果的になります。
STEP2.キーワード入力検索
Google検索(シークレットモード)でキーワードを入力します。
※Windowsでは「shif+ctrl+N」を同時に押します。
シークレットモードは過去の閲覧履歴に左右されないのが特徴です。
なぜ、シークレットモードなのかというと、通常のGoogle検索では、過去の閲覧履歴よって個人の属性を検知して検索結果がでます。
この状況を「パーソナライズ」といいます。
例えば他の人が同じキーワードで検索した場合、シークレッドモード使用の有無で検索結果が異なってしまいます。
検索上位10サイトを出すために、「個人の属性に合った」検索結果がでてきてしまうのは、本来のリーサーチとは言えないのです。
STEP3. 検索上位10サイトを開く
検索上位10サイトをリサーチするために、すべてのサイトを新規タブで開きます。
10位以内の記事は、最も読者に評価されている結果なので、Googleが上位に順位付けします。
最初に上位の記事が企業サイトか、あるいは個人ブログかをみていきましょう。
企業サイトが占領している場合、狙ったキーワードで勝つのはむずかしくなるため、より高品質な記事が必要です。
一方個人ブログが上位であれば、自身の記事も上位をとれる可能性があがります。
STEP4. 読む人を明確にする
このステップでは記事の内容をみていきます。
最初にリード文に注目してください。
記事タイトルからも読者を想定できますが、より具体的に絞り込むには、
リード文を見ることです。
例えば下記のようなリード文だとします。
- タンクトップを着たいけど、二の腕を見られるのが恥ずかしい
- 3ヶ月で効果のあるダイエット方法をしりたい
- お金はあまかけたくない
このように悩んでいる読者は、どんな人か考えてみてください。
「夏までに二の腕をスッキリ細くなる方法はないかな? でも、あまりお金はかけたくない」
手ごろな値段「若年層」
とういうように想定読者を絞り込んでいきます。
このときに、必ずメモをとってください。
想定読者=ペルソナとも言いますが、決まると記事が書きやすくなりますよ。
STEP5.競合の見出しをみる
競合10サイトの目次をここで「ざっくり」みます。
目次を見ると、おおよそ書いてある内容が把握できます。
特に重要すべきポイントは下記の通りです。
- 読者に必要と思われる内容か
- 足りない情報はないか
- 不要な内容はないか
この時点で、構成も同時に行います。
構成とは、記事の設計図のようなものです。
下記に例として図にしました。
競合の見出しを参考にし、構成を作りながら進めていきます。
このときにH2見出しとH3見出しまで作ることで、記事の全体像ができ上がります。
STEP6.競合が書いていない情報を追記する
構成を作って満足してはいけません。
ここでもう少し工夫をして、競合より差別化をしていきましょう。
それは、記事のオリジナリティーです。
一例をみていきましょう
- 競合記事が書いていない情報を書く
- 一次情報を盛り込めないか検討
- 独自の調査結果を書く
- 競合より分かりやすくできないか検討
- 画像を用いて見た目をよくする
競合記事よりも高品質な記事を書くには、絶対条件ですね。
STEP7.記事の信頼性をだす
Web記事では「その内容は誰が言っているのか」が重要です。
例えば、投資経験が1年未満の人が、株式投資のアドバイスする記事を書いても、
誰も読んでくれません。
しかし経験が浅くても一次情報として投資の体験談や、失敗談などを記事にすると共感した読者に読んでもらえます。
- 運営者の情報を開示
- 記事の引用元、情報源を明確にする
- 一次情報を書く
その記事が誰が書いたのかを明確にすることが重要です。
知識がない分野をリサーチする方法
Webライターの仕事は、知識のない記事を書く時もあります。
この場合、どうやって文章をかくんだろう?と悩みますよね。
専門特化ライターでもない限り、この問題にぶつかります。
下記の項目で、コツを紹介します。
関連分野のYouTubeをみる
知識のない分野は最初に、動画で全体像をみるといいですよ。
なぜならYouTube動画は、初心者向けのコンテンツが多いので、分かりやすく解説してくれます。
ここでのポイントは、分からない言葉や単語が必ずでてきます。
その場合、動画をいったん止めてメモかあるいは直ぐ検索をかけます。
メモして終わりでは、後で調べようと思ってもめんどうになるだけです。
体験して一次情報を取り入れる
知識のない分野はまず、思いきって体験することです。
これがいちばんてっとり早いです。
とはいえ、すべてにおいて体験することはむずかしいと思うので、できる範囲でやりましょう。
- 投資系であれば実際に投資する
- スポーツジムなら入会する
- キャンプであれば実際体験する
体験した経験が記事に生きるので、信頼性が高まりますね。
本を読む
少し時間を要することなので記事の内容によっては、本から学ぶのがいちばん知識が高まります。
なぜなら本は情報の信頼度が高いからです。
理由は製本までの過程でいくつもの校正が入ります。
本文内容に間違いがないか、修正と点検を繰り返してようやく納品されます。
本からの知識は確実にライティングに活かせますので、ぜひ活用してください。
あくまでもリサーチ時、必要な情報が断片すぎて理解に時間がかかるときに取り入れてみてください。
信頼性が求められる情報源に関して
Google検索機能を使えば、記事作成に必要な情報はほとんで入手できます。
しかし、数字やデータなどを記載する場合は情報源を明確にしてください。
信頼できる情報を記載することは、記事の信頼性につながります。
下記にまとめたのでリサーチするときに、ぜひ使ってみて下さい。
教育に関連する情報 | 文部科学省 |
税金に関連する情報 | 国税庁/財務省 |
日常生活に関する情報 | 厚生労働省 |
電化製品に関連する情報 | GIZMODO |
法律に関連する情報 | 法律情報Navi |
投資に関連する情報 | 金融行政機関 |
統計データ情報 | 統計結果に関する情報 |
リサーチするときに便利なツール
作業が時短できて効率化ができるいツールを紹介します。
リサーチする時にとても便利です。
OneTab
リサーチ時に開いているタブを一元管理できるアプリです。
また、使用メモリを最小限に抑えることができるGoogle chrome拡張機能です。
MozBer
競合サイトの強さを一目で分かるツールです。
Google chromeの拡張機能で使用できますので、ぜひインストールをおすすめします。
インフルエンサー「マナブさん」のツイートを引用します。
おはようバンコク🌞
— Manabu (@manabubannai) December 7, 2018
ちょっとSEOの豆知識を共有すると、MOZ Barはめっちゃ便利です。PAという「ページの権威性」を可視化できまして、数字をみると競合の強さがひと目で分かります。スクショのキーワードだと、運営半年のサイトでも勝てますね
🔽MOZ Barの公式サイトhttps://t.co/8zBr3niTr9 pic.twitter.com/C913jDAJDq
ラッコツールズ
キーワード上位10サイトの見出しを抽出できる便利ツールです。
例えば「ダイエット」で検索した場合、右側に上位10サイトが表示されます。
見出しをみて記事構成、文字数もカウントしてくれるので、これか作る記事がどれくらいのボリュームが必要なのかザックリ把握できます。
最後に構成を整理する
最後に必ず構成を見直してください。
足りない部分や不要な見出しはどうしても、でてきてしまいます。
その時は、ザックリで良いのでもう一回りリサーチすることです。
また、見出しごとの文字数も考えておくと完成イメージができるので、執筆時間の目安が分かります。
リサーチと構成は時間をかけると言いましたが、
あまり悩みすぎず、一気に書き上げるのがおすすめです。
後から無駄な部分を削ったり、補ったりすれば良いのです。
めとめ:Webライターはリサーチが重要
リサーチする力は、最初から上手くいきません。
何回も実践して、体系的に学ぶことで精度がよくなりますよ。
本記事の要点をまとめます。
- 質の高い記事を書くためにリサーチが重要
- 信頼性のある情報源をリサーチする
- リサーチを元に構成を作る
- 構成を見直す
参考になったら嬉しいです。